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2016.09.20

【スマホのカメラで静脈認証】フィンテックでの活用に向け、公開で精度評価試験を実施

9月21日から10月2日まで、公開で精度評価試験を行います。

   ユニバーサルロボット株式会社(東京都中央区 代表取締役:岩田 英三郎、以下「ユニバーサルロボット」)は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(理事長:中鉢 良治、以下「産業技術総合研究所」)と共同で、ユニバーサルロボットが開発したモバイル端末(スマートフォンやタブレット)のカメラを利用する静脈認証製品の精度評価試験を、明日 9 月 21 日から 10 月 2 日まで、公開で行います。

 今回実施する公開試験では、スマートフォンの所有比率から算出した男女 3000 名を被験者に、国際的な規準(ISO/IEC 19795)で定められた精度評価試験方法で行います。一般的に精度評価は、登録と照合を同じ場所や環境で行いますが、ユニバーサルロボットの静脈認証製品は、モバイル端末での利用を前提とすることから、モバイル生体認証ならではの考慮すべき項目の条件試験もあわせて実施します。光源環境の変化については 100 ルクス(暗い室内)、900~1000 ルクス(標準的な室内の明るさ)から 10000 ルクス(屋外日陰相当)での試験を予定しています。さらに、座って認証する、立って認証する試験を行うほか、揺れや振動、水に濡れた手やハンドクリームを塗った手などの精度への影響も算出します。

 昨今、スマートフォン等を利用した金融サービスが拡大する中、モバイルバンキングアプリへのログインや各種オンライン決済における認証方式として生体認証の導入検討が急速に進んでいます。それとともに、生体認証製品の安全性や信頼性に対する要求が高まっています。

  一般的に生体認証の精度評価尺度としては登録失敗率(FTE)、本人誤拒否率(FRR)、他人誤受入率 (FAR)で表されますが、生体認証の性能や精度について客観的に安全性を確認する手段がなかったため、これまでは生体認証のベンダーが独自で評価した FTE、FRR、FAR を信頼するしか方法はありませんでした。こうした状況を鑑み、より客観的なセキュリティ評価を可能にするために、産業技術総合研究所らは、経済産業省の委託事業として、生体認証製品の CC(Common Criteria)認証のための活動を進めています。国内有識者やユニバーサルロボットを含む国内の生体認証ベンダーの協力の下、昨年度までに生体認証製品のプロテクションプロファイルを作成しました。

 生体認証製品の CC 認証では、独立した第三者評価機関により、生体認証製品の精度評価と、生体を模した偽造物からの脅威に対し十分に対抗できるように適切に設計され、 正しく実装されているかを判定する脆弱性評価が主対象となります。ユニバーサルロボットでは、すでに CC 認証の申請を済ませ、評価認証のプロセスに入っていますが、今回実施する精度評価試験は、CC 認証取得のための評価証拠資料を作成するためのものです。

 データ偽装等が社会問題化する中、今後、金融機関をはじめ生体認証を採用する企業が、国際的に定められた客観的な規準で製品を評価認証する CC 認証を条件とすることが期待されます。

 なお、今回の CC 認証にあたっては、産業技術総合研究所が委託事業の一環として、2016 年度におけるパイロット評価認証に関する共同研究を行う企業を公募し、ユニバーサルロボットのモバイル静脈認証製品が採択されたことから共同で実施するものです。

【精度評価試験の概要】
日時:2016 年 9 月 21 日~10 月 2 日(9 月 25 日を除く)の毎日 10 時-21 時
場所:T's 渋谷アジアビル       東京都渋谷区神南 1-12-16 アジアビル B1

【実施人数】被験者数=3000 人
                   サンプル数=6000(左右)

【被験者の属性】
①年齢=18 歳~79 歳
②性別比=1:1
③人種=日本人 88~90%、外国人 10~12 % 外国人の内訳(白人、黒人、アジア系、ヒスパニック系、その他)
④職業=不特定(多様)

【精度評価試験の体制】
試験実施者:ユニバーサルロボット株式会社
試験協力者:国立研究開発法人 産業技術総合研究所
試験監修:鷲見和彦(青山学院大学教授)
技術協力:長谷川誠(東京電機大学教授)
被験者募集:楽天リサーチ株式会社

>> プレスリリースはこちら [PDF]

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